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インフルエンザは、年々12月から1月にかけて流行します。予防注射をしたり、予防や対処の方法についての知恵を得たりと、流行がひろまる前から注意を払うことが大事です。今回は、インフルエンザとよくある風邪とのちがい、検査仕方、患った場合の対処するやり方や治療の方法についてお話します。

◆お近くの内科または小児科

東大阪市立東大阪医療センター(地方独立行政法人)

大阪府東大阪市西岩田3丁目4-5

TEL 06-6781-5101

インフルエンザの検査方法

インフルエンザに罹っているかどうかを確認するには、病状の起因がインフルエンザウィルスであることを見つける必要があります。ウイルスに感染しているかどうかを見付ける手段としては、

1)インフルエンザウイルスが存在するかどうかを確認する
2)体内にインフルエンザウイルスに対する抗体が出来ているかを確かめる

という2種類の方法がありますが、前者が殆どすべての病院でおこなわれています。

迅速診断法という方法が開発されて、十分以内でデータを確認することが出来るようになりました。この診断は、迅速診断キットと名付けられた調査器具を使用して、鼻からのぬぐい液をとって、ウイルスをチェックします。ちょこっと痛みを感じる経験をしたことのある方も結構多いと思います。

この検査キットでは、インフルエンザA型、B型を検査出来て、10分以内で検査の結果を得られます。ただし、発症してすぐの12時間以内の場合は、体内のウィルス量があまり多くなく、陰性と判定されることもあります。

そのせいで、マイナスと判定された時でも、周りのインフルエンザの流行状況を踏まえて、発病したつぎの日に再検査をして確認することもあります。

インフルエンザを発病したら?

発症している間の五つの対処方法

かかりつけ医師の指導に沿った診療をうける
静かに休養をとる。とにかく充分な眠りが重要
水分を充分にとる。玄米茶やみそ汁等も可
せきやクシャミにより、家族に二次感染させないために不織布マスクを着用する
たくさん人がいる場所や賑やかな市街地への外出をガマンする。勤め先や中学校に無理して行かない

こどもの場合ですと、いきなり駆けだす、居間から飛び出そうとする、ウロウロと歩きまわるなどの異常行動をする可能性があります。そういう理由で、家で休んでいる時は、せめて発症してから二日間、できる限り熱がさがるまではあなたのお子さんが一人ぼっちにならないように気を付けてください。

発症後の復帰の時期

一般的には、インフルエンザを発症する前日から、熱を出してから5日間は、鼻やのどからウィルスを空気中に排出するといわれているたため、そのあいだは外出をガマンすることが必須です。

学校保健安全法では発症した後5日が過ぎ、その上、熱がさがったあと二日(幼児は3日)を経過するまでをインフルエンザによる出席停止期間と規定しています。ただし、病状により学校医やそのほかの医師が感染のリスクがないと判断したときは、この限りではありません。

インフルエンザを治すくすり

厚生労働省のインフルエンザ総合対策情報によると、平成27年度の抗インフルエンザウィルス薬の供給予定量は、

1)タミフルが約700万人分
2)リレンザが約390万人分
3)ラピアクターが約75万人分
4)イナビルが約700万人分

とのことです。

抗インフルエンザ薬の効き目は、症状がではじめてからの時間や症状によって違うので、使用については、かかりつけの病院の医師の指示に従って下さい。

このおくすりは、発病から48時間以内の早いうちに飲むと、熱がでている期間はだいたい一日から2日間で短縮され、鼻や喉からのウィルス排出量も減ります。2日以降に飲むとしっかりした効果は期待できないため、効果が高い服用のためには、用法、用量、期間をしっかり守ることが大事です。

感染症学会のコメントによると、総合病院や老齢者施設では、インフルエンザの感染力が大きいため、タミフル、リレンザ、イナビルを、現況に応じて予防的に投与することがすすめられています。

まとめ

インフルエンザを発症しないようにワクチンを接種し、手あらい、うがい、機能性マスクを着用する予防が1番です。そうは言っても、必然的に発症するのが、インフルエンザの感染力のパワーです。風邪とまちがえないように、38℃をこえる急激な発熱、つよい倦怠感、寒気等の症状があるときには、インフルエンザの恐れを想定してみましょう。検査で陽性だった時、発症から48時間以内に適切な抗インフルエンザ薬をのむと、早く回復が期待できます。

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