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インフルエンザは、毎年12月から一月にかけて席巻します。予防接種をしたり、予防や対処の仕方についての知識を得たりと、爆発的流行が本格化するまえから注意する必要があります。今回は、インフルエンザと普通のかぜとのちがい、検査しかた、発症した場合の対処の方法や治療する方法について説明します。

◆最寄りの内科または小児科

京大病院

京都府京都市左京区聖護院川原町54

TEL (代) 075-751-3111

インフルエンザの検査方法

インフルエンザを発症しているかどうかを確かめる為には、病状の原因がインフルエンザウィルスであることをしらべる必要があります。ウイルスに感染しているかどうかを見つける方法としては、

1)インフルエンザウイルスが存在するかどうかをしらべる
2)体内にインフルエンザウイルスに対する抗体ができているかをしらべる

という2つの確認方法がありますが、前者がほぼ全てのクリニックで行われています。

迅速診断法という方法が作られて、10分以内で診断結果をチェックすることが可能になりました。この診断は、迅速診断キットとよばれる検査器具を使用して、鼻からのぬぐい液をとって、ウイルスを精査します。すこし痛みを感じる体験をしたことのある方も多いと思われます。

この検査キットでは、インフルエンザA型、B型を検査が可能で、10分以内で結果がわかります。ただし、発病直後の12時間以内の状態では、からだの中のウィルスの数が多くなく、マイナスと判定されることもあります。

そのため、陰性と判定されたケースでも、周りのインフルエンザの流行の実態を踏まえて、罹った翌日に再検査をして確認することもあります。

インフルエンザを発病したら?

発症しているあいだの5つの対策

かかりつけ医師の指示に従った診療をうける
静かに休む。兎に角長時間の睡眠が肝要
水分を十分にとる。緑茶やみそ汁などもOK
咳やクシャミが原因で、家族に二次感染させない為にマスクをつける
ひとごみや市街地に出ていくのを避ける。勤め先や中学校にむりやりいかない

小児の場合だと、突如走り出す、子供部屋からとびだそうとする、あちこち歩き回るなどの異常な行動を起こす確率が高いです。そんなわけで、家で休んでいる場合、最低でも発症から2日間、出来れば解熱するまではお子さんが一人きりにならないように気を使ってください。

発症後の復帰するタイミング

一般的にいうと、インフルエンザを発症する前日から、発熱して5日間は、鼻やノドからウィルスを空気中に排出するといわれているたため、その期間は外出をガマンすることが必須です。

学校保健安全法では発症した後5日が過ぎ、加えて、解熱した後2日(幼い子は3日)が経つまでをインフルエンザによる出席停止期間と決められています。但し、病状により学校医やその他の医師が感染の恐れがないとみとめた場合は、この限りではありません。

インフルエンザを治療するおくすり

厚労省のインフルエンザ総合対策情報では、平成二七年度の抗インフルエンザウィルス薬の供給予定量は、

1)タミフルがおよそ700万人分
2)リレンザが約390万人分
3)ラピアクターが約七五万人分
4)イナビルがおよそ700万人分

とのことです。

抗インフルエンザ薬の効き目は、症状がではじめてからの時間や症状によって異なるため、使用については、かかりつけの医師の指示に従って下さい。

このくすりは、発症から二日間以内の早いうちにのむと、熱がでている期間は多くの場合1日から2日間で短縮され、鼻やノドからのウィルス排出量も減ります。2日以降に服用すると十分な効きは期待出来ないため、効果が見込める服用のためには、用法、用量、期間をしっかりと守ることが重要です。

感染症学会の提言によると、病院や老人ホームでは、インフルエンザの感染する力が大きいので、タミフル、リレンザ、イナビルを、状況にあわせて予防的に投与することがすすめられています。

まとめ

インフルエンザを発症しないようにワクチンを接種し、手あらい、うがい、不織布マスクをつける予防対策が1番です。そうはいっても、どうしたって罹ってしまうのが、インフルエンザの感染力の勢いです。かぜとまちがわないように、38度をこえる急激な発熱、強い倦怠感、悪寒などの症状がある場合には、インフルエンザの恐れを想定してみましょう。検査で陽性だった場合、発病から48時間以内に効果がある抗インフルエンザ薬を服用すると、早く回復が期待できます。

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