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インフルエンザは、年々12月から1月にかけて流行ります。ワクチン接種をしたり、予防や処置の対策に関する知恵を取り入れたりと、流行が本格化する前から注意をはらうことが不可欠です。今回は、インフルエンザとよくあるカゼとのちがい、検査方法、かかった場合の対処の方法や治療の方法についてお話します。

◆周辺の内科または小児科

前田クリニック

京都府京都市下京区西七条北月読町73-1

TEL 075-322-1818

インフルエンザの検査方法

インフルエンザにかかっているかどうかを確かめるためには、病状の原因がインフルエンザウイルスであることを見付けることが必要です。ウイルスに感染しているかどうかを調べる手段としては、

1)インフルエンザウイルスが存在するかどうかをしらべる
2)体の中にインフルエンザウイルスに対する抗体ができているかを確認する

という二つの方法がありますが、前者がだいたいすべての病院で行なわれています。

迅速診断法という方法が開発されて、10分以内で診断結果を知ることができるようになりました。この診断は、迅速診断キットと名付けられた検査器具を用いて、鼻からの拭い液を取って、ウイルスを調査します。ちょこっと痛みを感じる経験をしたことのある人もかなりいるのではないかと思います。

この検査キットでは、インフルエンザA型、B型を検査が可能で、10分以内で結果を得ることができます。ただし、発病直後の12時間以内の状況では、体内のウィルスの量があまり多くなく、陰性と判定を受ける時もあります。

その為、陰性と判定されたケースでも、まわりのインフルエンザの流行の実情をふまえた上で、かかった翌日に再び検査をして確認する場合もあります。

インフルエンザにかかったら?

発病している期間の5つの対策

かかりつけ内科医の指示に沿った治療をしてもらう
静かに休養する。何と言っても充分な睡眠が肝要
水分をたっぷりととる。おちゃやスープ等も可
せきやクシャミのせいで、身近な人に二次感染させない為に機能性マスクを着用する
人でごった返してるところや人通りが多い街に行くのをやめる。勤め先や学校に無理して行こうとしない

小児の場合だと、突然走りだす、部屋からとびだそうとする、うろうろと歩きまわるなどの奇妙な行動をするケースもあります。ですので、家で療養している場合、最低でも発病してから2日間、可能な限り解熱するまではお子さんが一人きりにならないように気を付けてください。

発症後の復帰のタイミング

よく聞く話では、インフルエンザを発症する前日から、発熱して5日間は、鼻や喉からウィルスを空気中に排出すると言われているたため、そのあいだは外出を止めることが必要です。

学校保健安全法では発病した後五日が経ち、かつ、熱が下がった後2日(幼児は三日)を経過するまでをインフルエンザによる出席停止期間としています。ただし、病状により学校の専門医やその他の医師が感染の見こみがないと認めた場合は、このかぎりではありません。

インフルエンザを治療するおくすり

厚労省のインフルエンザ総合対策情報では、平成27年度の抗インフルエンザウィルス薬の供給予定量は、

1)タミフルがおよそ七百万人分
2)リレンザが約390万人分
3)ラピアクターが約75万人分
4)イナビルがおよそ700万人分

とのことです。

抗インフルエンザ薬の効果は、症状がではじめてからの時間や症状によって異なるので、服用については、かかりつけの医師の指示に沿うようにしてください。

このくすりは、発症から四八時間以内の早めの時期にのむと、熱が出ている期間はほとんどの場合1日から2日間で短くなって、鼻や喉からのウィルス排出量も減ります。2日以降に服用すると充分な効果は期待できないため、効果が高い使用のためには、用法、用量、期間をきっちりと守ることが大切です。

感染症学会の提言によると、総合病院や老齢者専用施設では、インフルエンザの感染力が大きいので、タミフル、リレンザ、イナビルを、現況にそって予防として使用することが勧められています。

まとめ

インフルエンザにかからないようにワクチンを接種し、手あらい、うがい、不織布製マスクを着ける予防が1番です。そうはいっても、どうしても罹ってしまうのが、インフルエンザの感染力のつよさです。かぜとまちがわないように、38℃をこえる急な発熱、強いダルさ、寒気などの症状がある時には、インフルエンザの恐れを頭に入れてみましょう。検査で陽性だった時は、発症から二日間以内に適切な抗インフルエンザ薬を服用すると、はやく回復が期待されます。

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